Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510 NY:Side YUYA & CAZZ

ゆうやとカズにNYについて書いてもらいました
(本当はTRANSPORTER用に書きおろしてもらったものなんですけれどねw)

—–
Side YUYA

私が毎年訪れたい、いや訪れなくてはいけないと感じている街ニューヨーク、日本人にとってはちょっと汚く臭い場所もあるかもしれないが、世界一の街といっても過言ではないこの街の今回はブルックリン地区への旅行で感じた事を紹介します。
ブルックリンは人口800万人を擁するニューヨーク市の5つの区の中で最も人口が多い250万人が暮らし、近年は治安が悪く貧困層の多いというイメージを一新し、世界のファッションやフードに留まらず様々な流行発信地となっています。特にマンハッタンに程近いエリアはその昔、工業地帯として発展し、現在では工場や倉庫をリノベーションしたギャラリーや大型書店、セレクトショップを有し、その中でもウィリアムズバーグはヒップスターの本場として多くの人々を惹きつけてやまない、特にこのエリアはブルックリンの中心地として進化し続け、ビール好きには馴染みのブルックリンブルワリーがあるのもこのエリアです。

まずはマンハッタンの高層ビルと喧騒とは対照的な低層で落ち着いた空気の流れる、工場や倉庫をリノベーションした絶対マストなお店から紹介したい。ウィリアムズバーグの西側エリアブッシュウィックにあるその店の名は『Roberta’s Pizza』。

img_0354

マンハッタンでは置くことが出来ないピザ窯を構えた倉庫やコンテナリノベーションの洒落た店は敷地内に隣接するウェイティングバーと、地産地消の野菜やハーブを育てる中庭、星付きテイスティングレストラン
『blanca』、テイクアウト専門店を揃え様々な用途で利用する事が出来ます。またこのエリアはグラフィティアートの街でもあり歩いているだけでも面白味があります。

img_0355

薄い生地を高温で短時間焼き上げられたピザはちゃうま?頂戴頂戴頂?戴と軽く何枚でもいけちゃいます?

img_0356

そして肝心なドリンクは正にローカルラブなラインナップ、5TAPと多くはないものの、Threes BrewingやOther HalfといったブルックリンのブルワーリーにHill Farmsteadが繋がっているという素晴らしさ。半年前にもニューヨークを訪れていた私はバーモント州の大人気ブルワリーの成長と広がりに驚きました。

img_0357

そしてもう1店舗倉庫リノベーションのナイスなお店を紹介します。ウィリアムズバーグの南にあるドイツ語で太った豚という意味の『Fette Sau BBW』。

img_0358

ニューヨークといえばステーキを挙げる人が多いとは思います。ですが、少しラフなスタイルの是非絶品BBQも楽しんでいただきたいです。行列必至の店内で1番見て欲しいポイントはお肉でもレジの可愛いお姉ちゃんでもなくビール好きならこれこれ!

img_0359

このバーカウンターは本当に痺れる程かっこよく、タップハンドルが全てブッチャー仕様という壮観さに白タイルがまたステキ。
そんなステキなタップから注がれる10TAPのビールはどれもニューヨーク州のものばかりというローカルっぷり、地元愛が本当に凄いなぁとつくづく思い知らされました。

さぁそして大本命ビアバーを紹介します。数多く素晴らしい店が点在するブルックリンにおいて、ウィリアムズバーグの南側グリーンポイントという北欧系移民が数多く住む街にある、世界のビアバーの中で最も注目を集める『Torst』。

img_0360

内装やグラス全てEvil Twin Brewingを手がけるデザイナーがつくり、この空間は個人的にニューヨークで1番見て欲しい場所。そしてコペンハーゲンの『Noma』で研鑽を積んだオーナーシェフDaniel Burns氏がこのお店の奥で開く『Lukusus』という星付きテイスティングレストランは、地産地消と季節感を大切にしたビールとのマリアージュ哲学を体験しに多くのビール通や美食家達が集う場所です。最近ではその哲学を詰め込んだ料理本も販売され注目を集めています。

img_0361

このお店のラインナップは他とは少し違った内容で、Evil Twinは勿論のこと地元のものから西海岸では珍しい東海岸のModern Timesそしてヨーロッパの、特にベルギービールを繋いでいます。そしてニューヨークのビアバーでは当たり前になってきている、バーモント州のHill FarmsteadやLawson’sといった大人気ビールも繋がっています。こちらのお店は以前トランスポーターでも挙げているのでアプリでバックナンバーをチェックして見てください。

では最後にブルックリンのブルワリーについて。ニューヨーク北部のバーモント州をはじめとする周りの地域で力をつけたブルワー達がここ数年ブルワリーを立ち上げ盛り上がりを見せるブルックリン、どこに行っても絶対No. 1と言われるのが『Other Half』です。

img_0362

2014年に地元への貢献を掲げ出来たブルワリーはマンハッタンからもアクセスの良いキャロルガーデンに立地しています。夜は暗くて怖い印象もあるので明るい時間にいくのがオススメ!なぜなら最寄り駅Smith-9th駅からのマンハッタンを眺めた景色が素敵だから。

img_0363

ラインナップはIPAだらけ、お味は西海岸はホッピーで東海岸はモルティなんて今は昔、ホップギンギンでガツンとしているのだがバランスに優れたものが多い。最近の東海岸の傾向だが濾過しない濁ったビールが多く、セッションや明るいカラーのビールも軽くすっきりというよりはボディもしっかりしていて全体で飲ませるといった感じ。毎週土曜にボトルや缶を販売するが常に瞬殺、ここに来て飲むかグラウラーで持ち帰るしかない為に出色の出来栄えのビール達を体験しに訪れて欲しいです。

img_0364

5年程前までニューヨークと言えば、Brooklyn Brewery、Ommegang、Southern Tier、Captain Lawrenceといったブルワリーしかなかったが、ここ数年で特にブルックリン地区は多くの情熱を持ったブルワリーと世界で料理を学んだ者達によって物凄いスピードで進化し続けている、プロパガンダを撃つつもりはないが訪れなくてはいけない街の1つだと思います。
日本に落とし込んで鑑みるとハードの面で倉庫リノベーションやTorstといった店舗は可能だと思うが、ソフトの面で環境や文化としてまだ時間がかかると思った、しかし地産地消で日本でしか使えない素材や作れないビールと美食の国日本の料理が次のステップの鍵なのだと感じました。

—–

Side CAZZ

“Brooklyn”が今アツい。

なんて言うと、どこかありがちなコピーで寒い事この上ないが、ことクラフトビールに関しては、本当にそうなのだ。

ブルックリンといえば、ブルックリンブルワリーが有名でそれは間違いではないのだが、今のシーンの面白さはそこじゃない。

ちょっと治安は悪いが賃料の安い倉庫街。
そこにレストランやギャラリー、醸造所が出来て人が集まり、街が発展していく。
ポートランドやカリフォルニアでも同じような流れがあるが、ブルックリンではそれが“今”なのだ。
今回NYCに行く機会に恵まれた私は、あえてあまり下調べせず、知人や仲間、偶然知り合ったローカルからの情報を元に色々なスポットを訪れた。

中でも、クラフトビールに関しては、話す人皆が口を揃えて絶賛するのが、「Other Half」だ。

2014年に、サミュエル・リチャードソン氏とマット・モナハン氏によって設立された若いブルワリーで、場所はメトロのSmith – 9 Sts駅の程近く。

倉庫を自分達で改造したんだなって感じの内装は、DIY精神を感じられて心地よい。
スタッフもフレンドリーだし、マーチャンも充実している。

肝心のビールの味も抜群だ。

どのビールも、西海岸のビールのように味のパーツがくっきりしているタイプじゃなく、香り、苦み、それをささえるボディ、全てが丁度いい塩梅で纏まっている綺麗に作られたビールで、故にグイグイいけてしまう。
ダブルIPAなんかでもそうだから危ない。飲み過ぎてしまう。

個人的な感想だが、商品名に「Green」と名のつく銘柄が特に美味い。

残念ながら文章力のない筆者では、この感動を文章で伝える事ができない為、興味のある方は是非、現地に行って飲んでみてほしい。(お土産に缶を買う事を忘れずに)

もう1つ素敵なスポットがある。それがグリーンポイント地区にある、「トースト」だ。

“クラフトビールでミシュランの星獲得”をやってのけた、デンマークの「ノーマ」出身のシェフ、ダニエル・バーンズ氏のお店として、クラフトビールシーンのみならず、食の世界でも知れているお店だ。

ビールと料理のペアリングを追及する、ダニエル氏のレストラン「ルクサス」(トースト内)は連日満席で、予約が全然取れない人気っぷり。

大理石にガラス張りのバーカウンターが一際目を引く店内。
そんなに広くはないが、手の込んだ彫刻が彫られた木製のテーブルに、小さめの椅子。流れる音楽は北欧のインディース。

この雰囲気だけでも最高だが、ビールのラインナップも半端じゃない。

数日前にサンディエゴのモダンタイムスのイベントをしていたようで、モダンタイムスのビールが幾つか繋がっている。
そして、バーモント州の最高に評価の高いブルワリー「ローソンズ」、「ヒルファームステッド」のビールが普通に繋がっている。

ビールラインナップを見ても、「美味いものしかない」状態。そして、実際に一通り飲んだが、感想も「美味いものしかない」の一言。
これも、ダニエル氏のコネクションによる所だろう。
訪れたのが、ダニエル氏初の料理本が出版される直前だった事もあり、少しだけその本を手に話す事が出来た。

ミーハーな日本人代表としてサインをしてもらったが、「All The Best!!」と書かれたサインを見て、ちょっと胸が熱くなった。

NYCは、前述した「ヒルファームステッド」等、美味く評価の高いビールを作るブルワリーが点在するバーモント州に近い街だ。

それは、自家醸造家やブルワーにとっては、美味いビールを日常的に飲め、コミュニティに属する事で、情報の共有や知識の向上が図れる、素晴らしい環境だと思う。

そんな人たちが、ブルックリン等の、今まさに発展している場所でブルワリーを作っている。

それがローカルに指示され、ブッシュウィックのピザ屋「ロベルタス」や、ウィリアムズパークの「フィッティーソーBBQ」といった、地元の人気店で飲めるようになり、その輪が広がっている。

そして数年後には、Other Halfで修行した若者が、自分のブルワリーを立ち上げ、このサイクルは続いていくのだろう。

自分が東京で同じ流れを作るなら、「ローカル」、「クオリティ」、「人との繋がり」、そして「コミュニティの場」である事が大事なキーワードなのではないかと思う。

日本も負けていられない。

きっと現地に行けば、この言葉の意味がわかるだろうと思う。

Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510⑥

ものすごく遅くなってしまいましたが、5月にチームWHで行ってきた、アメリカ東側の旅を綴っていこうと思います
簡単な旅の行程は既にTRANSPORTERさんの夏号に取り上げていただきましたが、その隙間を埋めるような記事になりますので、お時間あらば読んでいただけると幸いです

1日目の様子「Day1
2日目の様子「Day2
3日目の様子「Day3
4日目の様子「Day4
5日目の様子「Day5」はこちら

それでは、6日目~最終日のスタートです!!

—–

2016.05.07 Day6

思いのほか楽しかったフィリーを後に、いよいよNYへ!

マンハッタンが遠巻きに見えてきたときにはドキドキしました

2016-05-07-10-56-17

NYではどこに泊まるかはずっと内緒にされていたのですが、ナビの案内通り到着したのは何と「Ace Hotel」!

2016-05-07-11-58-20

高級ホテルに似つかわしくない荷物の量を預けて、地下鉄でヤンキースタジアムへ

2016-05-07-13-09-19 2016-05-07-13-11-32 2016-05-07-13-16-44

ヤンキースvsレッドソックスを観戦しました!!
(これでアメリカ4大スポーツ観戦制覇!←個人的に)

試合観戦しながらのビールは格別です(中身はバド・ライトですが)
…実はここの所の疲れで、試合の途中で少し寝ちゃたんですけどね(笑)2016-05-07-13-50-182016-05-07-16-17-51

 

再び、ホテルに戻りチェックイン
エンパイアステートビルの見える、素敵部屋!!

2016-05-07-17-24-37 2016-05-07-17-24-52

2016-05-07-17-32-03 2016-05-07-17-41-20 2016-05-07-17-42-44

2016-05-07-18-34-44

ブルックリンへ地下鉄で移動
Fette Sau BBQ」で夕飯!!

2016-05-07-19-20-46 2016-05-07-19-20-532016-05-07-19-21-00

タップハンドルが刃物!
ビール以外のハードリカーの品揃えも良く、地元の蒸留所のものがたくさん置いてありました

2016-05-07-19-29-24 2016-05-07-19-32-42 2016-05-07-19-31-49

ビールは地元のものを中心に揃えており、
フードは並んで購入するスタイルで、途切れることなく大行列
そんな行列も納得のBBQを堪能しました!

2016-05-07-19-22-41 2016-05-07-19-37-29 2016-05-07-20-08-28

お腹いっぱいになった一行は、その後、閉店ギリギリかと思われるOther Half Breweryを目指すも、地下鉄が夜間工事で断念…

 

予定を変更し「Blind Tiger Ale House」へ

2016-05-07-22-10-46

2016-05-07-22-12-55

それなりに広い店内ではありますが、混み過ぎてビールを買うにも一苦労2016-05-07-22-20-28
カウンターのお姉さんがクールにテキパキと働いてたのが印象的でした

人混みに疲れたので、私は一人皆から離れ、NYでバーテンダーをしている友人のお店を訪ねたあと、ホテルに帰りました
ホテルのベッドの寝心地の良さったらなかったです(笑)

 

2016.05.08 Day7

この日は自由行動!

2016-05-08-09-48-11 2016-05-08-09-48-25

この日の私はビールと全く関係ないところへ行っていたので、ここはWHスタッフ・ゆうやにもNYの話をしてもらいましょう!

彼らからの視点でNYが語られています!
Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510 NY:Side YUYA & CAZZ

‐‐‐‐‐

夜は皆と合流して、ホテル近くのポルトガル料理屋「LUPULO」で夕飯をとることに

2016-05-08-18-17-06

ドラフトビールがたくさんあって、品ぞろえも良いです
初めてまともにポルトガル料理を食べたのですが、美味しかったです
メインはイワシ、デザートまでいただいちゃいました!

2016-05-08-18-45-00 2016-05-08-18-46-46

2016-05-08-19-06-19 2016-05-08-19-45-47

 

一旦ホテルで解散し、有志のみで夜の街へと繰り出しました

2016-05-08-20-21-52

まず向かったのは「THE GINGER MAN

2016-05-08-21-23-32 2016-05-08-21-23-40

天井も高く開放的で、古き良きパブの佇まいにも関わらず、TAPの多さと管理の良さに驚きました
だらだらとずっと過ごしていられるような心地よさがありました

2016-05-08-21-24-29 2016-05-08-22-11-19

 

そのあと、どうしても行きたかった「PROLETARIAT」へ

2016-05-08-23-00-00 2016-05-08-23-00-04
※写真暗くてごめんなさい…

ひっそりと営業している独特の雰囲気のお店ですが、
細長のカウンタ-、一人で回すのに最適な席数、そのこじんまりとした感じがとても居心地が良いです

2016-05-08-23-00-47

2016-05-08-23-01-282016-05-08-23-00-33
壁にはたくさんのタトゥーアートが飾られていました
ビールの品揃えも良くて、最後の最後に今回の旅でのベストビアバーとなりました

素敵なお姉さんの接客にも感激しました!

2016-05-09-01-00-44

ほろ酔いも手伝って、やや興奮気味にホテルに帰り、光るエンパイアステートビルを眺めながら眠りにつきました

 

2016.05.09 Day8

無事に最後のパッキングを済ませ、最後の最後のギリギリまでNYを堪能するべく、Eataly最上階にあるというブルーパブへ行ってみることにしました

LA BIRRERIA

2016-05-09-12-11-26 2016-05-09-12-11-05

ルーフトップだけあって、この日は天気も良かったこともあり、開放的でロケーションは最高?!
アメリカ版料理の鉄人・イタリアンシェフが料理を監修しているとかで、食事も良さそうなのですが、幾分時間がないのでビールだけ

2016-05-09-12-16-17

オリジナルビールはなぜか全部カスク・コンディション
店員さんに、しきりに「カスク・コンディションって知ってる?炭酸無いし、温度が高いよ?大丈夫?」と言われました
きっと知らずに飲んだ人がクレームを入れるんでしょうね

2016-05-09-12-19-16 2016-05-09-12-22-29

オリジナルビールは3種類ありました
3種類とも綺麗で美味しかったのですが、2種類がハンドポンプなのに対し、1種類だけファーキン
しかしそのファーキンがお日様をバンバン浴びているので、さすがにぬるすぎました(笑)
これはさすがにぬるいって言われるだろうなぁ…と最初に注意されたのを思い出しました

温度以外の状態は良かったので、直射日光があたっていても問題ないのかな…と心配になりましたが…

 

時間も迫り、急いで地上へ
子連れは「LA BIRRERIA」には入れなかった為、オーナー夫妻はItaly目の前の「Shake Shack」の列に並んでくれていました
世界9カ国で73店舗を展開するハンバーガーブランド「Shake Shack」はもはや日本でもお馴染みですね

2016-05-09-12-01-05 2016-05-09-12-01-19

この「Shake Shack」は、その初号店マディソンスクエア・ガーデン店!!
うちのシェフ・ケンさんが、数ある中でもここが一番おいしいと言っていたので、食べられて嬉しかったです
日本のはまだ食べたことがないのですが、
やや小ぶりのサイズで、バンズがほんのり甘くて軽く、肉はジューシーすぎず味がしっかりしていて、トマトの酸味が良いアクセントになっています
食べ始めたら止まらずに、あっという間にぺろりと平らげてしまいました

2016-05-09-12-40-02 2016-05-09-12-40-31

もちろん、Brooklyn Breweryが醸造する限定ビールも飲みましたよ!

急いでホテルに戻り、お迎えに来たハイヤーで空港へ
荷物が多すぎ・重すぎで、運転手さん少し怒ってました(笑)

チェックインは少し待たされましたが、その後バタバタと搭乗
あっという間のアメリカ東海岸の滞在でした

 

2016.05.10

再び長時間のフライトを経て、夜に成田着
本当にお疲れ様でした…

2016-05-10-22-06-47

荷物が多かったので店までワゴンを借りて皆で帰ったのですが、その車中でもビールを飲んでいて呆れました(笑)
運転お疲れ様、私……

‐‐‐‐‐

これにて東海岸ビール研修旅行記はおしまいです
皆様の今後、旅の参考になれれば幸いです!

13173920_1192928640719906_7184097278305753548_n

詳しいアレコレは、お店に直接聞きに来てくださいね!

最後に、
この旅に連れてきてくれたオーナー夫妻には、本当に感謝してもしきれません
とても素晴らしい経験が出来ました
そして、旅をサポートしてくれたAQベボリューションのアルバートにも感謝します!
ありがとうございました!!

 

そして今回のOther Half Brewing TAP TAKE OVERへとの布石となっていきました
今後もビールを楽しく美味しく提供して参ります!!

Cheers!!

Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510④

ものすごく遅くなってしまいましたが、5月にチームWHで行ってきた、アメリカ東側の旅を綴っていこうと思います
簡単な旅の行程は既にTRANSPORTERさんの夏号に取り上げていただきましたが、その隙間を埋めるような記事になりますので、お時間あらば読んでいただけると幸いです

1日目の様子「Day1
2日目の様子「Day2
3日目の様子「Day3」はこちら

それでは、4日目スタートです!!

—–

2016.05.05 Day4

この日はAQ Bevolutionのアルバート氏先導のもと、「VICTORY Brewing」へ!!
日本にも既に輸入がされているので、皆様お馴染みかと思います

2016-05-05-12-25-462016-05-05-12-27-25

さらにチーム伊勢角、湘南ビールの筒井さん、Ant’n Beeのたこちゃんも加わって、大所帯で見学させていただきました

2016-05-06-02-52-18

入ると大きなブルワリーレストランがあり、カウンターを眺めるだけでも楽しいです

2016-05-05-12-32-41
2016-05-05-12-30-052016-05-05-12-38-08

まずは見学前に一杯、他の見学者も揃ったところでツアー・スタート!

2016-05-05-12-38-402016-05-05-12-38-54

2016-05-05-13-10-06

見学通路に来てまず目に入ったのがこのホップ・スニフ
ボタンを押すと、穴からホップの香りがする風が吹いてきます

2016-05-05-13-10-21

ずっと浴びていたいぐらいいい香り…
面白い装置です(笑)

ブルーハウスに入ってすぐ目に入るのが、大きな赤いV

2016-05-05-13-12-252016-05-05-13-16-32

2016-05-05-13-14-41

ドイツのメーカーさんに完全オーダーメイドの特注を依頼したら、このVICTORY仕様のブルーワーズピットを「勝手に」作っていてくれていて、納品されてびっくりしたという素敵な逸話が

その完全オーダーメイド最大の特徴が「ホールフラワー・ホッピング・システム」

2016-05-05-13-13-062016-05-05-13-13-15

今回初めて知ったのですが、VICTORYのビールは全てホールフラワーホップ!
それを最大限に発揮できる第3の釜、それがこのシステムです
その釜に240kgものホールフラワーホップを投入しても、つまらないし濁らないし、香りと苦みだけを抽出できます
大きなホップバックのような役割を果たしていて、ホールフラワーホップを利用するVICTORYならではのシステムです

ブルーハウスにはブルワーさんのデスクとラボもありました
2016-05-05-13-25-302016-05-05-13-26-46

その後すぐにホップ用冷蔵庫に案内してもらいました
冷蔵庫の中には直ぐに使う分だけ運ばれてきて、貯蔵庫はまた別にあるそうです

2016-05-05-13-34-142016-05-05-13-36-38
2016-05-05-13-34-55

見る限りでもかなりの量があるけれど、これが1度の仕込みに大量に使われるのでこれはほんの数回分だと言っていました
恐ろしい……
緊急事態用にとペレット・ホップも少量だけ置いてありましたが、使うことは滅多にないそうです

さっきのホップスニフは、ここの中の香りを嗅げる穴、というわけです
さらに進むと、遠心分離機が2台!
ラガーを得意とするVICTORYのクリアな色と味わいは、この遠心分離機(場合によっては濾過器も併用)によるもののようです

2016-05-05-13-47-02

フィリング工場は広大!
瓶詰だけでなく、缶の流通も始めたためだそうで、倉庫には膨大な空き缶が積まれていました

2016-05-05-14-10-352016-05-05-14-10-55

見て回って思ったのは、大きな設備を持っている醸造所にしては(他の大きな所にくらべると)非常にコンパクトな工場ということ
それでも大きいのには違いないのですが…機能的にまとまっている印象でした

遅めのランチはブルワリーで、やはり全種を一通りティスティングしました

2016-05-05-15-19-12
2016-05-05-14-38-35

2016-05-05-14-50-02

 

中でも私のお気に入りは「Hop DevilのNitro」!!
普段日本でも飲める銘柄ですが、現地で、しかもNitroでの味わいは格別でした!!

2016-05-05-15-10-39

お腹を満たした後は、お土産を物色……

2016-05-05-12-29-55

ボトルやアパレルはもちろん、ビールを使ったアイスまでありました
Victory柄の派手パンツで、ご満悦の二人…
2016-05-05-16-15-332016-05-05-16-24-02

ご一緒してくださった皆様、アテンドしてくれたアルバートさん、ありがとうございました!!!!

2016-05-06-02-52-29

 

お腹いっぱいになったあとは、チーム伊勢角を伴って、「Philly Homebrew Outlet」というホームブリューショップへ

2016-05-05-18-22-49

アメリカではホームブリューが合法の為、家庭で気軽に自家醸造を楽しむ人が多いです
個人利用サイズなので、ホップやモルトも少量から買えます

2016-05-06-02-53-40

しかもここはアウトレットなので、他よりもやや安価
中古品なども手に入り、酒麹なども売っていました

ミステリータップは、持込みの自家醸造ビールを繋いでいるようです

 

そこから約5分の「LOCAL44」というボトルショップへ

2016-05-05-19-06-27

フィラデルフィアの酒販事情は少し変わっていて、
ペンシルバニア州では酒販に対して厳しく、酒屋では必ずケースで購入しなければならず、6パックもだめです
州が経営するお店では、ビール以外のアルコールは1本単位で買えますが、ビールはやはりだめ
スーパーやコンビニなどでは全く買えないのです

では、1本単位でほしい時はどうするのか?
それは酒販免許を持っているバーやレストランで購入します
そこでは、6パックやばら売りで買うことができます

そんな事情からか、バーがレストランがボトルショップを営んでいるのは珍しくありません

ということで、ここ「LOCAL 44」も、元はビアパブであり、その隣でボトルショップが営まれています
バーには入りませんでしたが、凄く賑わっていました!!

ビールの品揃えも秀逸!
ローカルなものはもちろん、西海岸やシカゴ周辺のブルワリーのものも多く、見ているだけでもワクワクします

2016-05-05-19-53-07 2016-05-05-19-27-12 2016-05-05-19-11-25

ここも近所にあったら破産確定のお店ですね(笑)

 

伊勢角チームをフィリー市内でドロップアウト
帰宅の前に、「フィリーチーズステーキ食べ比べよう!」ということになりました

フィリーチーズステーキ (Philly cheesesteak) は、炒めた薄切り肉と溶けたチーズを長いロールパンに詰めたサンドイッチのこと
だいたい20センチぐらいの大きさです

私たちは3店舗回ったのですが、「Tony Luke’s」は市街地からちょっと外れにあり、22時前という時間にも関わらず、ひっきりなしにお客さんが出入りしていて、

2016-05-05-20-49-53
こと、「Geno’s Steaks」と「Pat’s King of Steaks」に関してはお互い目の前に店を構えていて、両店とも24時間営業という何だか凄い構図です

2016-05-05-21-28-06 2016-05-05-21-28-27 2016-05-05-21-36-53

買いまわるのにだいぶ苦労しましたが…何とか4店舗を揃えることが出来ました

 

2016-05-05-22-18-38 2016-05-05-22-19-05

左から、
「Jim’s Steak」http://www.jimssteaks.com/
「Geno’s Steaks」http://www.genosteaks.com/
「Tony Luke’s」http://www.tonylukes.com/stores/?current_date=2016-5-27%2015:30:27
「Pat’s King of Steaks」http://www.patskingofsteaks.com/
パンがしっかり目で、お肉もしっかりしていて、私はジーノズが一番好きでした

色々皆で食べ比べた結果、日本人で言うところ「牛丼」にあたる食べ物ではないかということになりました
お肉も少し甘めの味付けですし、玉ねぎがプラスされているのも類似ポイントが高いです
時間が経つとパンがシナシナしてきて、それがいいと言う人もいるようです(ますます“つゆだく”のようにも思えます)
飲んだ後の〆にこれを食べるのだとか!

ひとりじゃ到底食べ比べられる量ではないので、面白い試みでした
それぞれ個性があって、バランスで好みが分かれるので、現地で食べた人の意見を参考にすると良いと思います!

ということで、チーズステーキをつまみに、この日も家飲み

2016-05-05-22-44-25 2016-05-05-22-44-35 2016-05-06-00-22-26 2016-05-06-00-28-57 2016-05-06-00-43-58

飲み疲れも出てきて、今後の旅の行方やいかに……

5日目に続く…

Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510③

ものすごく遅くなってしまいましたが、5月にチームWHで行ってきた、アメリカ東側の旅を綴っていこうと思います
簡単な旅の行程は既にTRANSPORTERさんの夏号に取り上げていただきましたが、その隙間を埋めるような記事になりますので、お時間あらば読んでいただけると幸いです

1日目の様子「Day1
2日目の様子「Day2」はこちら

それでは、3日目スタートです!!

—–

2016.05.04 Day3

この日午前中は自由行動、EXPOへは3人ずつ順番に行くことになりました
(私は近くのコーヒーショップで珈琲を買って、昼まで部屋で仕事をしていました 笑)

午後は一路「Troegs Independent Brewing」へ
フィリー中心部から、車で約2時間半
こんなところにあるの??と思わせる、農場や牧草地帯のど真ん中にブルワリーはありました

2016-05-04-14-35-402016-05-04-14-36-20

セルフガイドツアーと呼ばれるガラス張りの見学コースも準備されていますが、$5払うとテイスティングとお土産グラス付の内部ツアーに参加することができ、もちろんそちらに参加させてもらいました

2016-05-04-14-42-102016-05-04-14-42-492016-05-04-14-49-512016-05-04-14-50-402016-05-04-14-51-32

製品化する前に何度もテストバッチを醸造するそうで、この日も冬に向けて開発中の、世には出ないビールを飲ませてもらいました

2016-05-04-14-57-09

どれも綺麗なビールで、なのにホップの香りは華やかで、飲み飽きしないビールです

2016-05-04-15-08-45

今後バレルエイジにも力を入れていく予定だそうで、現在Barrel専用倉庫を増築中でした

2016-05-04-15-08-33

2016-05-04-15-08-40

そしてかなりのTAP数があるなか、全種類テイスターという驚異の光景

2016-05-04-15-44-27 2016-05-04-15-48-03

ここはNugget Nectarというシーズナル・ビールが有名なのですが、時期を外していたので飲むことは叶いませんでした…残念…
初めて飲んだ時の衝撃は今でも忘れられないほどです

2016-05-04-14-36-27

 

大渋滞に巻き込まれながら、「Tired Hands Brewing」へ

2016-05-04-18-32-59 2016-05-04-18-33-45 2016-05-04-18-33-56

2011年に設立されたまだ比較的新しいブルワリー
アメリカンホップ全開のビールと、ベルギーやフランチスタイルのセゾンを得意としていて、絶大な人気を誇っています
2015年にはブルワリーを拡張し、今注目の的です
事業は拡大しても、ローカリゼーションを大切にし、原材料も資材も地元のものを使用し、雇用も地域の人材を採用しています

周りが文教地区のようで素敵な街並みでした
白い石造りの建物が多く、さながら小人の住まいのようでした

この日予約したのは、「Fermentaria」

2016-05-04-18-35-48

2015年4月にオープンしたばかり
ブルワリーとレストランパブが一体的で、天井も高くむちゃくちゃカッコいい!!
以前はトローリーの修理工場で、築85年だということを全く感じさせません

やはりここもCBCだからなのか、各ブルワリーのワークシャツを着た人たちがたくさんいました!!

TAPは12種類

2016-05-04-18-36-36

ホッピーなものも良かったけれど、得意としているだけあって「Saison Hands」というセゾンが美味しかったです
ボトルと缶を購入しました!

2016-05-04-20-18-32 2016-05-04-20-18-37

 

Egg Farmenter(卵型のファーメンター)も発見!

2016-05-04-18-42-58 2016-05-04-23-18-34

主にはヴァン・ナチュールなど、ワインの発酵に用いられていますが、ブルワリーで見たのは初めてでした
この形状が容器内の循環を促進するとされいますが、
実際にこれを使ったビールも出ていたけれど、発酵のプロセスの問題だからなのか、私の勉強不足だからなのか、実際のところ味への影響は良くわかりませんでした

ご飯も美味しかったです!
歩いて5分の初号店「Brew Cafe」にも行ってきました
開放的な「Farmenteria」とは対照的に、落ち着いていて良い雰囲気
広さはWHと同じぐらいでしょうか?

2016-05-04-20-42-13 2016-05-04-21-02-01

8TAP+Caskで、こちらの店舗だけでしか飲めないビールもあります

2016-05-04-20-43-26

帰りはスムーズに
中心部からはAmtrackでも来られる近さです

 

そしてまた、帰ってきてから家飲み!!
それでも冷蔵庫の中のビールは減るどころか増える一方です……

2016-05-05-01-25-52

4日目に続く……

Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510②

ものすごく遅くなってしまいましたが、5月にチームWHで行ってきた、アメリカ東側の旅を綴っていこうと思います
簡単な旅の行程は既にTRANSPORTERさんの夏号に取り上げていただきましたが、その隙間を埋めるような記事になりますので、お時間あらば読んでいただけると幸いです

1日目の様子はこちら「Day1

それでは、2日目スタートです!!

—–

2016.05.03 Day2

翌朝、あいにくのお天気
ビーチに出てみたのですが、曇天で景色は楽しめず…

2016-05-03-09-44-402016-05-03-09-44-57

デラウェア州はデルマーバ半島の北東部にあり、アメリカ50州で2番目に小さく、栃木県とほぼ同じ大きさしかありません
地図を見ていただければわかるですが、今回ペンシルバニア州フィラデルフィアを目指すにあったっては、ひたすら北上しなければなりません

 

出発して2時間半ほどで、デラウェア州の主要都市・ニューアークに到着
Iron Hill Brewery」のニューアーク本店で、少し遅めのランチをとりました

2016-05-03-12-31-45

2010年に改装したとあって、カッコいい店内!!

2016-05-03-12-33-282016-05-03-12-33-49

Iron Hillとは】
1996年創業、料理屋の主人ケヴィン・デイヴィスとのホームブルワーのケビン・フィンとマークエーデルソンによって、ニューアークに最初のブルーパブを開店
その翌年にはGreat American Beer Festivalにて「Lodestone Lager」がいきなり金賞を獲得

現在デラウェア州だけでなく、隣接のペンシルバニア州・ニュージャージー州も含む3州にまたがって12店舗を展開
各店舗でブルワリーを併設しています
(今回後述するWBCでも5つのメダルを獲得、と大活躍でした!)

人数がいるので、全種フライト!!
その後は各自気に入ったものをパイントで楽しみました

2016-05-03-12-47-472016-05-03-13-03-03

 

少し元来た道を戻り、Rate Beer3位の酒屋「State Line liquors」へ

2016-05-03-14-58-25

デラウェア州とメリーランド州のほぼ州境にある酒屋
一見、え?ここがそんなに評価高いの??と心配になる外観……

2016-05-03-14-58-33

店の中に入ると、ひしめき合う各地のビール達
東側はヨーロッパが近いせいもあり、欧州ビールも充実
ローカルなビールがあり過ぎて、何を買ったらいいのか迷うほど

2016-05-03-15-00-45
2016-05-04-04-20-43

2016-05-03-15-00-34

店の奥にはバーカウンターがあり、34TAPの樽生を販売
そのタップ数の多さとラインナップの良さに驚きました
グロウラーもサイズが充実していて、少量からも対応しています2016-05-03-15-48-29

定期的にスペシャル・イベントも開催しているようで、近所にあったら破産確定の酒屋でした
ビールもさることながら、他の品揃えも最高で抜かりなし!!
ついつい長居してしまいました

 

デラウェア川に沿って、東へ

いよいよフィラデルフィアの中心部に差し掛かると、高層ビルが立ち並び大都会の様相が見えてきます

都市部からすぐの住宅地へ
大人数なので一軒家を貸し切り、合宿のような状態です

2016-05-04-03-07-25

 

さてここからこの旅のハイライトとなるCBCへ!!

【CBCとは】
Brewers Association(以下BA)が主催するCraft Beer Conferenceの略です
主にはアメリカのブルーパブやブルワリー関係者が一堂に集う業界イベント!
毎年場所を移して開催され、また2年に一度World Beer Cupも同時開催されます
ブルワリーの品質とパフォーマンスを向上させるために、様々なテーマで講義やセミナー、イベントが行われます
Brew Expoというトレードショーも開催され、「ビールに関わる」という名目も多岐にわたります

アメリカ全州は基より、今や世界各国からビール業界関係者の集まるビッグイベントとなっていて、CBCを楽しみに待つブルワーも少なくありません

今年で記念すべき20周年となる今回は、ペンシルバニア州フィラデルフィアで開催

ということで、やってきたのがフィラデルフィアです!

 

途中行程をのんびりしすぎたために、CBCのチェックイン時間ギリギリにコンベンションセンターに到着

2016-05-03-19-01-54

いざ、レセプション・パーティーへ
このパーティーがちょっとした名物となっていて、過去には動物園や博物館、アメフトのスタジアムなど、一風変わった場所で行われるのが最近の傾向の様です

今年はなんとフィラデルフィア美術館をまるまる貸し切っての開催!!

2016-05-03-20-31-25

映画「ロッキー」で、トレーニングのためにロッキーが駆け上る美術館正面階段は「ロッキー・ステップ」と呼ばれ、その名残で、階段下にはロッキーの銅像が設置されています

2016-05-03-21-53-04

美術館で開催、と聞いた時にはエントランスホールと中庭だけで開催するのだろうな、と思っていたのです、が!
さすがに飲食物の持ち込みは禁止でしたが常設展、企画展共に展示品を自由に見て回ることが出来ました
すごい!大興奮!!

2016-05-03-21-04-292016-05-03-21-06-57

もちろん外のテントや館内のいたる所に、各社のビールスタンドがあり、テイスターを提供してくれます
地元や近隣のビールが主で、地元に行かないと飲めないビールもたくさん出ていました

2016-05-03-20-44-36

過去にお店に来てくれたブルワーさんなど各人と再会し、嬉し楽しいひと時
日本からジャッジで来ているメンバーやセミナーに参加する予定のメンバーとも会うことが出来ました

2016-05-03-21-29-33

美術館でこうしたイベントを開催するのは私の一つの目標であるので、とってもトキメキました
そしてこうしてイベントに協力的な美術館の姿勢にもとても感激しました

2016-05-03-21-49-57
2016-05-03-22-15-30

 

レセプション・パーティーのあとは、Rate Beer100点の「Monk’s Cafe」へ

2016-05-03-23-27-40

‐‐‐‐‐
(ちなみに余談なのですが、ココのお店が自分たちの紹介にサイトに書いているこの文が好きです(うちもこうありたい)

If you think that you don’t like beer, then you have never really tasted quality beer.
If you are a Bordeaux drinker, we have beer for you.
If you like Port, we have beer for you.
If you enjoy scotch whiskey, we have beer for you.
And if you already love great beer, you have Found beer heaven!

訳:あなたがビールを好きではないと思っている場合、あなたは本当に質の高いビールを味わったことがありません。
あなたがボルドーの酒飲みであれば、私たちはそんなあなたのためのビールを持っています。
あなたがポートワインを好むのならば、私たちはそんなあなたのためのビールも持っています。
あなたがスコッチウイスキーを楽しむなら、私たちはそんなあなたのためのビールも持っています。
あなたはすでに偉大なビール愛好家ならば、あなたはビールの天国を発見しましたね!)
‐‐‐‐‐

そこまで大きくない店内は、調度CBCにやってきた関係者や普段利用しているであろうお客様でごった返し
通路にまで人が立ってぎゅうぎゅう

2016-05-03-22-31-38

お店の造りも面白く、
お店に入ってすぐのフロントバーでは、主に西海岸のビールがON TAP(何とあのロシアンリバーが常設です!!)

奥の奥にあるバックバーは、さながら隠れ家のようになっていて、この日はCBC特別イベントでNorth Carolina・Wicked Weed BrewingのTAP TAKE OVERをやっていました
Wicked Weedは、Funkatoriumと呼ばれるバレルハウスを持つほどサワーエールに傾倒していて、リストにもサワーエールがたくさん載っていました!

2016-05-03-22-39-292016-05-03-23-17-59

もちろんテーブルサービスもしていて、ご飯もがっつり美味しいものが食べられるのだけれども、さすがに立ち飲みで精一杯でした

 

パーティーではあまりきちんとした食事をとれなかったので、家に帰って夜食を取りながら、アメリカに前のりしていたオーナーが買いためていてくれたビールを開けていきました
人数もいたけれど、結構な量でしょ?

2016-05-04-02-21-31

冷蔵庫も2日目にしてパンパンです(笑)

2016-05-04-02-29-19

こうして2日目の夜はふけていくのでした……

3日目につづく…

Study Tour in East Coast U.S.A. 0502-0510①

ものすごく遅くなってしまいましたが、5月にチームWHで行ってきた、アメリカ東側の旅を綴っていこうと思います
簡単な旅の行程は既にTRANSPORTERさんの夏号に取り上げていただきましたが、その隙間を埋めるような記事になりますので、お時間あらば読んでいただけると幸いです

それでは、1日目からスタートです!!

2016.05.02 Day1
お昼早めの出発だった為、朝に成田空港集合
前日ももちろん営業だった為、集合に一抹の不安を抱えていましたが、無事に時間通り全員集合!!

そして、毎度のこのセリフは言わせていただきましょう
成田が成田なう!!

2016-05-02-07-47-03

成田を11時出発
約12時間半の長時間フライトです

まずはワシントンD.C.に到着
お昼に着いて、時差は13時間!

早速レンタカーで移動、前のりしていたオーナーと待ち合わせのWhole Foods Market (Fairfax, VA)へ

2016-05-02-12-48-092016-05-02-12-48-44

この時点で大量のクラフトビールに出迎えられ興奮気味の一同
店内にはビアバーのカウンターもあり、その場で楽しむこともテイクアウトも可能です

2016-05-02-12-50-43

郊外の大きなWhole Foodsにはよくある傾向で、こういう点はクラフトビールが日常に溶け込んでるなぁと実感する一幕
皆この冷蔵庫に入れてもらうために営業が躍起になると聞いたことがありますし、ある意味冷蔵庫に並んでいるラインナップはそのお店の押しでありその地域のトレンドでもあるのです
もちろん、ドライ(常温)に置いてあるラインナップも最高でした!

2016-05-02-12-51-152016-05-02-12-53-06

ナビの案内を間違えて意図せずしてアメリカ中枢の街並みの中へ
ワシントンの名だたる建物を横目にすり抜けて、途中の素晴らしい車窓が幾多にも平がります
(私は運転だったので、もちろん写真は撮ることが叶いませんでしたが 笑)

…途中大きな橋を渡ってケント島に上陸したのですが、このベイブリッジが想像以上に大きくて、空を飛んでいるようだったのですが、写真ではこの素晴らしい景観がお伝えできないのが悲しいところです

2016-05-02-15-37-00 2016-05-02-15-37-12

陸に着いてからはずっと農村地帯で、かなーりの長距離運転でしたが…

 

約3時間のドライブを経て、メリーランド州からデラウェア州へ
Dogfish Head Breweryの工場に到着!

2016-05-02-17-13-40

【Dogfish Headとは】
1995年6月に、その土地のビール、その土地の食べ物、その土地の音楽を提供するというコンセプトの元、デラウェア州初のブルワリーパブとして、立ち上げられました

当初はガスバーナーで釜を焚く様なとても小さな釜3基で始まったこのブルワリーは、瞬く間に人気を博し5年後の1999年、12の州においてボトルビールを販売するまでになりました
現在では25州以上で楽しむ事が出来、更に元居たブルワリーパブではジン、ラム、ウォッカの蒸留も行っています

かのマイケル・ジャクソンはこの醸造所のことを、“アメリカの最も面白く冒険心の有る醸造所”と表現しています

パブの入り口には大きな金属製のツリーハウスがあります

2016-05-02-17-14-00

工場見学は残念ながら時間に間に合わず、併設のパブでアメリカ最初の乾杯!!

カウンターでお願いをすると、無料で好きなものを4種テイスティングさせてくれます

2016-05-02-17-17-08

まずは手にハンコを押してもらい、カードを受け取り自分で好きな4種を書き込みます
それをスタッフに見せると、飲んだ方が良い順番に1つずつ出してくれます

2016-05-02-17-23-45

10ozカップに結構な量を入れてくれるので、テイスティングだけでも結構満足!
これは良いシステム!何て太っ腹!

建物の中も個性的
もちろんマーキングもさせていただきました!

2016-05-02-17-24-19 2016-05-02-17-24-24 2016-05-02-17-33-47 2016-05-02-17-36-29

外には遊具があり、芝生で寝転ぶ人たちもいて、のんびりとした雰囲気
大型犬も出入り自由!

2016-05-02-18-26-41 2016-05-03-09-51-52

宿泊施設も経営しているようで、ここでのんびりと過ごすのも良いかもしれません

マーチャンダイズも充実しています!

2016-05-02-17-37-34

さらに一行は海沿いまで移動し、
夜はリホーボス・ビーチ近くのモーテルにチェックイン
このビーチは有名リゾート地であり、たくさんのイベントも開催される人気スポットです

モーテルの隣はなんとDogfish Head系列のレストランが2店並んでいます!
(もちろんわかっていての、この宿泊先です 笑)

まずは出来たばかりというシーフードレストラン「Chesapeake and Maine」へ

2016-05-02-19-37-02 2016-05-02-19-42-17

人数が人数なので、大皿の魚介盛りを頼んだらこのボリューム!!

2016-05-02-20-14-212016-05-02-20-14-29

しかも「Oak-aged Noble Rot」がセットという豪華版です

2016-05-02-20-00-12

自家ディスティラリーで造られたスピリッツを使ったカクテル、ケグ・コンディションカクテルなども楽しめます
海岸沿いということもあって、牡蠣やロブスターをお腹いっぱい食べました

2016-05-02-20-35-072016-05-02-21-06-03

 

その後、さらに隣の直営パブへ
ここは彼らの原点であり、ブルーパブ

2016-05-02-21-14-11

2016-05-02-21-19-542016-05-02-21-21-28 2016-05-02-21-21-35

今は小さなディスティラリーも営んでいます

2016-05-02-21-41-272016-05-02-21-42-06

ここでしか飲めないビールを発見したので、それをいただきました!

2016-05-02-21-16-462016-05-02-21-30-27

2か所とも子供用メニューや子供用のプライズがあり、場所柄なのか家族連れにも優しいです

2016-05-02-21-22-352016-05-02-21-20-24

デラウェア州では、アルコール飲料は、免許を取得した施設で午前9時から午前1時の間でのみ販売できると定めているので深夜の夜通し営業はありません

ということで、この日は夜更かしせずにサクッと各自部屋に戻り就寝しました(笑)

旅をするときに色んな州をまたぐ際には、州の法律(特にアルコールに関するもの)も気にすると良いと思います

 

Day 2へ続く……